髪質のこと くせ毛や髪の太さはどう決まる？
今回は、髪の毛の形状と硬さについてです。くせ毛、直毛、細い毛、太い毛、硬い毛、柔らかい毛・・・いろいろな髪質の方がいらっしゃいます。なぜ様々な髪質になるのか、理由を簡単に解説いたします。
くせ毛と直毛
世の中にはくせ毛にお悩みの方も多いかと思います。なぜくせ毛が生えてくるのか？その原因は頭皮の中の毛根自体が曲がっているからです。毛根が曲がっていると毛母細胞から作られた髪の毛が曲がったまま毛穴を通って成長してくるのでくせ毛になってしまうのです。直毛の方の毛根はまっすぐなので、髪の毛もまっすぐな直毛が生えてきます。
直毛の断面は円形ですが、くせ毛の断面は楕円形のようにゆがんでいます。くせ毛は遺伝する事が多いといわれていて、両親ともにくせ毛の場合は子供もほぼくせ毛になります。またストレスや髪の毛のダメージなどによって、くせ毛がより悪化する場合もあります。
髪の毛の太さや硬さ
日本人の髪の太さは細い人で0.05mm、太い人で0.15mm、平均的な太さは約0.1mmです。男性よりも女性、子供よりも大人の方が太い傾向にあります。髪の毛が最も太い時期は男性が２０歳前後、女性が３０歳前後です。その後加齢とともに髪の毛は細くなっていき、ハリ・コシ・ボリュームが失われていきます。髪の太さは遺伝的・人種的要素が強く、欧米人は全体的に髪の毛が細く平均で0.05mm程度です。
髪の太さは髪の毛を構成するコルテックスという繊維状のケラチンタンパク質で出来ている層の厚さによって左右されます。コルテックスの量が多く層が厚ければ太くなり、層が薄ければ細くなります。髪の毛の硬さもコルテックスの量に影響され、コルテックスが多ければ硬くなり、少なければ柔らかくなります。
元々髪の毛が太い人でもストレスや髪のダメージ、生活習慣の乱れなどで髪が細くなったり、1本の髪の毛が場所によって不均一な太さで生えてくることがあります。
以上、髪の毛の形状と硬さについてでした。参考になりましたでしょうか？髪の毛のダメージや食生活で髪が細くなることもありますので、皆さん気をつけてくださいね！
