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円形脱毛症の治療のながれ

まず病院に行こう

円形脱毛症だと思ったらまず医師に相談円形脱毛症だと思ったらまず医師に相談

円形脱毛症になってしまった時には、必ず皮膚科などの円形脱毛症に対応できる病院で治療を受けるようにしましょう。民間療法は全く効果がなかったり、場合によってはからだに悪い影響が出ることも考えられます。

円形脱毛症は自然治癒する事も多い

円形脱毛症が発症してから概ね1年以内である場合、脱毛面積が少ない単発型や、多発型でも脱毛箇所が少ないには、治療をしなくても数カ月〜1年程度で自然に回復する場合が多くあるという事が報告されています。医師によっては特に治療をせず経過を見守るという判断をすることがあると思いますが、「えっ?薬や治療をしなくても大丈夫なの?」と心配しすぎないようにしましょう。

脱毛面積や脱毛状態で変わる治療方法

円形脱毛症の治療方法は、脱毛面積が大きいか小さいか、脱毛が始まってからどれくらいの期間がたっているのか、そして脱毛が進行しているのか止まっているのかによって変わってきます。

初期の治療

円形脱毛症の初期の治療ではステロイド外用薬が多く使われます円形脱毛症の初期の治療ではステロイド外用薬が多く使われます

脱毛症が始まって数カ月くらいの場合であれば、ステロイド外用薬を脱毛箇所に1日2回程度塗るという治療を開始することがほとんどです。医師の判断によってはさらに塩化カルプロニウム外用薬、グルチルリチン酸内服薬やセファランチン内服薬なども合わせて使用していく可能性があります。これらは円形脱毛症の診療ガイドラインでも比較的推奨度が高い治療方法であり、各種治療方法と併用することで発毛が期待できるとして処方されているようです。

進行しているときの治療

円形脱毛の面積が急激に大きくなって行っている場合には、ステロイド局所注射という治療方法がとられることがあります。ちなみにステロイドを体内に直接入れるステロイド局所注射およびステロイド全身投与などの強力なステロイド治療は、副作用で成長障害が起こり得る15才以下の子供に対しては原則行われません。

長期化しているときの治療

円形脱毛症の症状が長期化している場合は局所免疫療法などの治療が選択されます円形脱毛症の症状が長期化している場合は局所免疫療法などの治療が選択されます

脱毛の進行は止まっているもののある程度の期間経過しても症状が改善しない場合には、ドライアイスなどを使って脱毛箇所をうんと冷やし免疫の働きを抑えることで発毛を促すという冷却療法による治療も検討されます。脱毛の面積が大きく長期間(およそ半年程度)症状が改善しない場合には、局所免疫療法という治療を試みる場合があります。局所免疫療法は薬剤を使用して脱毛箇所をわざとかぶれさせることを繰り返すことで発毛を促す治療方法です。かなりの高確率(約60%以上)で効果がみられ、治りにくい円形脱毛症や子供に対しても使用可能な治療方法です。

一般的に上記のような治療のながれが想定できますが、これらはあくまで参考としてお考えください。治療を行う医師としっかり相談しながら治療を進めるようにしましょう。

次は「円形脱毛症の治療薬や治療方法」

円形脱毛症はあわてずゆっくり直しましょう。お力になります。円形脱毛症はあわてずゆっくり直しましょう。お力になります。

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